2022/12/16 17:01
はじめまして。装いの庭の藤枝と申します。
この度、新しくオンラインショップを開設しました。コンセプトは「心躍るテキスタイルと雑貨のお店」です。これからたくさんの人にショップを訪れ、当たり前のように身近にある”布”に込められたデザインや技術を伝え、魅力を届けていきたいと思っています。
ショップを充実させていくその前に、これまで装いの庭がやってきたことをまとめ、目指すところを少しご紹介させてください。
装いの庭の主な仕事
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装いの庭は、2016年より日本の繊維のものづくり・デザインを活かした企画を行ってきました。2022年現在、主な仕事は富士吉田市の中心市街地活性化事業「ハタオリマチフェスティバル」の企画運営、同市の繊維事業者の廃材活用プロジェクト「B-TAN」、ギャラリースペース・FUJIHIMUROの展覧会のキュレーション、企業や作家と連携した商品開発などです。代表的なものをいくつかご紹介しておきます。
ハタオリマチフェスティバル
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地域が誇れるイベントを。と依頼を受け企画したイベント。2016年にスタートし、今では2日間で1万8,000人が訪れるようになりました。地域とそこに関わる人をうまくつなげ、小さな街に収まらない演出を心がけています。
ハタオリマチフェスティバル:https://hatafes.jp/
B-TAN
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織物の産地・富士吉田の工場に眠るさまざまな資源に目を向け、活用のアイデアを共有するべく2021年にスタートしました。傷などがあり表には出ない反物を直接販売するマーケットの開催や、クリエイターと一緒に廃材を使った工作アイデアを考え発信を行っています。
FUJIHIMURO
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2019年に富士吉田にオープンしたギャラリースペース。年に数回の展覧会と定期的な青空市の企画を行っています。テキスタイルデザイナー・氷室友里による、布や布にまつわる素材でつくられたあそび心あふれる作品の展覧会「Park in fujiyoshida」や山梨県西桂町で150年、織物の傘をつくる槇田商店の展覧会「花、ひらく」、衰退しつつある織物の準備工程に焦点をあてた展覧会「織り機につどう」などを行ってきました。
繊維・アパレル産業の持続を目指して
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活動の大きな(とても大きな)目標はこうした取組を通して、繊維・アパレル産業の持続可能な形をつくっていくことです。たまたまご縁があった富士吉田で地場産業を活かしたイベントの企画という名目の元、たくさんのトライ&エラーの機会をいただき、実施してきました。その他の取組とも連携した結果、世の中のトレンド(大量生産大量消費への疑問、ものが出来上がるまでの背景への興味関心の高まり)と相まって、ハタオリマチ・富士吉田はいまや全国の産地から注目されるようになりました。何をやってもダメだと諦めに近い意見が多かった頃からの変化を目の当たりにし、少しずつ活動に自信が持てるようになってきました。
ものを作る意味、売る意味
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これだけものが溢れている時代でそれでも新しいものを作り続ける意味はどこにあるのでしょうか? 私は作ることはそれ自体が喜びなんだと考えています。作り手でない人たちは作り手の作品を手にすることでその喜びのおすそ分けをしてもらっています。作品の販売は消費するためではなく、喜びを分け合う機会として存在していけたら。
繊維という、古くて複雑な、けれどそれ故に歴史があり、多様性にあふれた産業の魅力をぜひ一緒に未来につなげていきましょう。今後の発信はnoteにて行います。よろしければぜひいいねやフォローをお願いします。
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