シマノネ|タオルハンカチ / 吉祥ハイビスカス
¥770
表がガーゼ、裏がタオル地のハンカチです。分厚くないハンドタオルサイズで持ち歩きやすく、紙の封筒に入ったパッケージは贈り物としてもオススメです。和歌山県・原田織物のタオル生地を、奥田染工場でプリントしました。花弁にはラメプリントが使われています。撚りが少なく吸水性のある生地が特徴です。
■サイズ:250mm×250mm
■仕様:綿100%
「アカバナー」といい、道端や軒先に一年中あたりまえのように咲き乱れるハイビスカス。その鮮やかで強くたくましい横顔と、人々の幸せを願う吉祥文様を掛け合わせて生まれたデザイン。繋がり合うハイビスカスは人と人との結びつき、向かい合うハイビスカスは対話や子孫繁栄を表しています。
Pattern designer: Sumire Nema
製造元:ゆいまーる沖縄株式会社
監修:株式会社装いの庭 奥田染工場
プロダクトデザイン:根上笑(& m o o n)
プリント:奥田染工場
縫製:アトリエなのか
ずっと大切にしていきたい島の根っこ
シマノネは、ゆいまーる沖縄が展開する、沖縄の身近な自然や、食文化、暮らし、祈りなどをモチーフにした模様を地域の人たちとともに作り、商品化するブランドです。
それぞれの柄は、「おばあちゃんが持たせてくれたサングヮー」「故郷の渡嘉敷島で毎日眺めていた夕暮れの海」など、沖縄で生まれ育つことでしか持ちえない思い出や、沖縄の自然、伝統文化などに根ざし、それらの美しさを現代的にアレンジしたデザインになっています。
装いの庭が監修した初めてのファブリック製品
装いの庭では、2019年に奥田染工場の奥田さんよりご紹介いただき、ファブリック製品の監修を行いました。プロジェクトは想いを大切に、製品のマーケティングから布選び、デザイナー、縫製工場、加工場、付属品の選定まで伴走しています。
奥田染工場のプリントの魔法
生地のプリントは奥田染工場で行っています。コンセプトのヒアリングからプロジェクトに関わり、豊富な経験と技術から、デザイン意図を汲み取った最適なテキスタイル表現を提案してくれるのが奥田さんのスタイル。たくさんの会話のキャッチボールを通して出来上がったプリントには不思議と心を惹かれる魔法のような魅力があります。模様には、顔料の中にきらきら光るラメを混ぜたラメプリントが使われています。
高野口のパイル生地工場・原田織物の生地と縫製
生地と縫製は、パイル生地で有名な和歌山県高野口産地の原田織物にお願いしています。撚りが少なく吸水性の高いタオル生地を美しく整えられた工場で一貫生産するすごい会社。フルオートのタオル縫製には感動しました。
琉球の自立を目指して
ゆいまーる沖縄は、沖縄の経済的な自立を目指して、その良さをさらに高める活動を行い、発信しています。代表の鈴木さんを始めとする会社のみなさんの深い思想と真摯な姿勢には、おおいに感銘を受けました。
「工芸の島」とも呼ばれるほど盛んな伝統工芸品や食文化、それぞれの地域で行われる祭り、踊り、さらには自然、祖先を大切にする価値観、生き方、それらを生み出す自然など、独自性のある沖縄の文化は、多様性を重んじるこれからの時代にこそ求められていくことでしょう。